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2018年1月10日水曜日

360度写真投稿・江戸川橋梁【過去分】

今回の過去投稿分の記事起こしですが、リスティングは”東武野田線江戸川橋梁”です。
撮影は2014〜2017年で最初の投稿は2014年…その後何度か追加写真を差し込んでいます。
Googleマップ上でのコンステレーションを最初に施したのがここなので、試行錯誤諸々含めてけっこう時間を費やしているリスティングになります。

360度写真の表示や複数枚の接続など以前は別の方法で行っていたためGoogle全然関係ない部分で画像つくっていたわけですが、この江戸川橋梁の撮影あたりからGoogleマップを意識した作業に変更しましたから、現在の作業の先頭にある(分岐点とも言える)リスティングです。

 東武野田線江戸川橋梁 
この記事は千葉県野田市埼玉県春日部市の間にある河川…
江戸川にかかっている東武野田線鉄道橋の話題です。


最初にこの橋を走る野田線の紹介です。
東武は関東最長営業キロ数を持つ私鉄だそうですが、その路線の一つである野田線は
埼玉県の大宮駅千葉県の柏駅千葉県の船橋駅を結んでいます。

-歴史-
今は野田市駅に降り立っても特に何も感じませんが、以前は電車のドアが開いた瞬間に醤油の香りが漂ってくる醤油の街の存在感・・・・・・

いきなり何?的な話ですが、これが路線がつくられたルーツにあたります。
関係ありませんが、私が通っていた高校は野田市駅のそばにありました。セーラーの帯もスカーフも醤油色でしたけれど、学校は統廃合でもう残ってないです・・・

元々、キッコーマンのお膝元の野田から常磐線 までの
醤油輸送用につくられた鉄道で、千葉県営軽便鉄道・北総鉄道・総武鉄道を経て今の東武野田線というカタチに落ち着いたことになります。

このように最初は野田町〜柏を結ぶ路線でしたが、後に柏〜船橋・野田町〜清水公園・粕壁〜大宮まで延伸されて現在の営業路線になります。

ここで取り上げてる江戸川橋梁は昭和5年に架橋工事が竣工となっていますが、橋が含まれるこの区間(清水公園〜粕壁)は野田線の歴史のなかで一番最後の方でやっと開通した箇所となるようです。

1930年竣工当時の構造物が現在もかなりの割合で残っていますがそれがこの橋の魅力かなと思うんです。
大きな改修は1955年に行われたようですが、そこで計算リセットしてもやっぱり古い構造物です。
現在1日230本程度の列車がこの橋を渡っているんですけれど、維持メンテナンスが行われてるとは言え老体に鞭打つ状態ながら常にそこに平常な姿を見せている感じが・・・

この江戸川橋梁は野田線上では一番幅の広い河川・それにかかる橋になります。
一部複線化されている野田線ですが、この橋のあたりは現在も単線のままです。




でも野田線の複線化区間が増えてきたのでこの橋梁の複線化もそんなに遠くないような気がします。
塗装か補修か補強か架け替えのための事前工事か、調べていないのでわかりませんが昨年に続き今年も橋脚のあたりで何か作業行っていますしね・・・
左の写真は昨年の2月。
右の写真は先月(昨年12月)。


現在使われている橋脚は昭和5年、もしくは昭和30年のものがそのまま残っています。
(最近の橋脚工事で今後変化はありそうですが・・・)
尚、昭和30年頃に架け替えを行っているようですが、その際に橋そのものを数m程度下流側に移動させています。
古い航空写真を確認してみると橋前後を含む直進性は移設前の方が良かったですが、現在は橋前後の軌道も滑らかに修正されていますからそこに注視しない限り違和感はありません。 
移設直後の航空写真(昭和30年頃)を見るとコースが下流側に曲がっているのがわかります。
左の写真は使われなくなった埼玉県側と中洲の橋脚
上の説明の続き・・・
昭和30年の移動の際に使われなくなった橋脚の一部が中洲と埼玉県側に1つずつ残っています。
この線の呼び方ですが、ここでは東武野田線で統一して記事を書いていますけれれど、駅では「東武アーバンパークライン」という表記がメインのようです。
私自身はその名前を正確におぼえていなくて聞けば思い出す程度の馴染みしかないのですが 、沿線に住む知り合い数人の方々も同じような感想を話されていたので浸透していないような気はします。
タイムリーですが東洋経済ONLINEに同じ話題があがっていました。
野田線の大きな鉄橋で周囲の雰囲気も含めて絵になるのか、ここで撮られた鉄道写真をたまに見かけますが通常運行列車は 2018年1月現在、8000系10030系60000系の3つで、夜間のみ500系Revatyが通過しているようです。

本題からはずれますが、この場所をGoogle earthで同じアングルで見たら… 川の向こうにある木の位置・高さとか、その再現性にびっくりしました。


路線の紹介と橋の紹介がんばったので前置きが長すぎてしまいました。
以下は本題の360度写真撮影記録になるのですが・・・・
橋の両サイドを走る江戸川堤防天端道路を少し意識して撮り繋げています。

また以下サムネイルの並び順は撮影順/接続順どちらでもありません。
更に言うとGoogleマップ公開していない写真も掲載してしまってるかもしれません。
作業から時間が経過しているため把握できていない部分が多く含まれます。
40ノードコンステレーション
90度単位±2.0EV 3枚素材HDR (1ノード分を12枚素材で構成)
一部±1.0EV 6枚素材HDRです。
この橋梁のリスティングはこちらです。

下のサムネイルのリンク先は拡大2:1写真です。
360度はリスティング先(Googleマップ)からご覧下さい。

  
最初はGoogleビューでコンステレーションを行っていて、その後アプリで再接続をしているのですが、部分的に直らない部分など今も放置状態になっているものもあります。
そのあたり含めて追加撮り(と、いうか全撮りなおし)の際に一新させようと計画していますが、 撮影機会がなくて昨年1年は何も手がつけられなかったです。





以下、360度写真撮影関係(撮影の話題)へのリンク

Googleマップへの360度写真投稿の話
一眼レフでの360度写真の撮り方 
HDRについて
PTGuiの作業・流れのみを…
底面(nadir)をどうしようかという話題  
Photo Sphereを撮る意味  
タグ(VR)


文中で使用されている用語・単位・略語の意味です。

コンステレーション
接続のことです。
複数の360度写真間を矢印で移動できるように接続を組むこと。

90度±2.0EV3枚素材
基準露出に対して±2.0EVでブラケット撮影を行ったものという意味で、1つの面につき-2.0/0.0/+2.0の3枚を撮影しています。
これをフリ90度で4面撮っているので12枚の素材から作っているHDRの360度写真ということになります。

ノード
そのまま交点の意味ですから、360度写真の場合は接続前提で用意されたもの(あるいは接続されたセット)という意味を持ちます。
なので厳密には1枚のみ単独で提出される360度写真はノードとは呼びません。

但し360度写真は複数枚の写真素材を元に作られるため、その素材の”枚”と区別するために、便宜上360度写真1枚のことを1ノードと表記することもあります。
現在では360度写真も”枚”で数えるようになってきましたが、個人的にはまだそれに慣れていないのでノードを単位に使っています。  

10 件のコメント:

  1. ここの所天気は良いですが風が強いので撮影難しいですね。列車の記述で〇〇系と書かれているので、鉄道も守備範囲ですか?私はたま~に蒸気機関車を撮影する程度で殆ど知識は有りません。360°写真と鉄道って相性ありま良くない気もしますが、どうでしょうね?!以前は列車の通過している景色を撮影してましたが、BKT撮影始めてからは動き物は無理なので止めてました。でも撮影対象によって撮影方法は変えても良いので撮影を躊躇する必要もなかったような。今年はもう少し自由に撮影したいと思いました。

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    1. よたろーさん、コメントありがとうございます。
      ほんと…空は快晴で深い青がいい感じなのですが風が強いので・・・・
      それに寒くて自転車移動もちょっと辛いです^^;

      列車は… けっこう好きな方だと思います。
      乗り鉄ですし模型も持っています!

      外観の撮影はあんまり考えたことがないですが、360度撮影専用カメラは元々はラインCCDを使うスリット方式でしたから、通過する長い列車編成まるごと1枚におさめるスリットカメラが360度写真撮影のヒントになっていた…と言えるのかもしれません。

      列車の360度写真撮影は車内(個室)撮影をやっていましたが
      今では鉄道会社がリクエストするのかGoogleが公式で1編成全ての車内撮影みたいなことしていますね。
      なのでもう何年も列車内は撮っていません。

      マップに投稿しているものです。
      https://goo.gl/aQREmr
      https://goo.gl/zzPK9Q

      これは模型の話題です^^
      https://goo.gl/J8fvJY

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  2. 強風は自転車移動の敵ですね!坂道と強風に出会うとついつい電動アシストが欲しくなります。

    撮り鉄ではなく乗り鉄でしたかぁ。そうすると駅弁も入るのでしょうか?!音が好きな人とか色々いますね。この前撮影で出会った撮り鉄の人は貨物列車が好きだとか。蒸気機関車の話をしたら、全く興味がない風でした。中々奥が深いですね。

    車内の写真、鏡を綺麗に処理しましたねぇ~!狭い室内の合成も大変そうです。あっ、ロープウェイは乗り物だけど列車じゃないですね。

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    1. ロープウェイは1度撮ったことがあります。

      狭い・視界が広い(景色と籠内の明暗差)・動きが速い…  と、いう感じですが、中でも至近で早く流れていく景色がデジイチ廻して撮るにはかなり難しいというか不向きです。
      thetaのようなワンショット機材向きだと思います。

      むかしロープウェイの中で撮ったものです。フィシュアイつけて6面撮りしています。
      https://photos.app.goo.gl/UwPA7bj7o5EhNllw1
      Googleマップにはアップしていません。。。

      ところで、駅弁!いいですね〜
      駅弁が目当てであちこち行ってるうちに気づいたら乗り鉄になっていたパターンです^^
      駅構内コンビニ進出で今後大部分がコンビニ弁当になっていくと思いますが。。

      鉄道趣味ってかなり細かくコダワリ出てきますから、蒸気機関車に興味ない方もけっこういると思います。
      撮り鉄でも通勤電車追いかけとか、列車(トイレの下にある)汚物タンク追いかけの方とか、個人ごとに見てるものが全然違いますし。。。
      貨物追いかけは長大編成ファン属の一派ですけれど、今は旅客車・貨物にさえ萌えキャララッピングされることもあるのでゲーム・アニメファンが混じっていることもあるのかもしれません。

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    2. ですです。なが~いのが良いと言ってました!!
      電車のラッピングも有りますね。撮ろうかな?!関東平野内で富士山を撮影しても小さくて何を撮影したのか良く分からない写真になってしまうのと同じで列車を360°写真の画面にどう収めれば良いのか悩みどころです。

      駅弁から乗り鉄ですかぁ、なぁるほど。最近鉄道会社はななつ星とか高級路線に力を入れているのでちょっと近づきがたい感じがしてます。

      ロープウェイのはGoogleマップにも載ってますけど…。これって噂のGoogle+に投稿するとGoogleマップにも投稿されるというやつでしょうか?!
      https://goo.gl/maps/2QZNxDFkwLw
      水準器を付けたカメラを持っている人が写ってて凄いと思ったのですが、これって自撮り写真ですか?

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    3. ロープウェイのは投稿した記憶がないのですが、もしかしたら投稿した直後に削除しているのかもしれません。あまり映える絵ではなかったですし・・・・
      投稿したとしても多分実験かなにかだと思うので何年も前のことだと思います。
      リンク先のはうちの環境ではどのブラウザ使っても、PC代えても画面がブラックアウトしているので確認できませんが。。文字類も(私の名前も)出ていないので削除済扱いになっているんだと思います。

      鉄道と360度写真… 確かに風景の中の要素として捉えても魚眼レンズ越しで得られる画像だと小さくなりすぎて面白くないですね。
      どこまで寄れば画面のパーツとして活きるか。更にどこまで距離つめれば主張始めて被写体となるかの検証って鉄道車両ではほとんどやったことがありません。

      鉄道車両外観を写した360度写真はせいぜい…最初のレスの時のリンク先(寝台電車サンライズの入り口)や駅停車中の小田急ロマンスカーを撮ったくらいで数回もないと記憶しています^^

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    4. 確かにリンク先表示し無くなりましたね。まぁ投稿してない画像が表示されていた訳ですから正常に戻って良かったですね。Googleのサービスは投稿しても表示されないとかも有るので何が起こっても不思議はないかも。

      車両って何処から撮れば良いのか、とか、どこまで近づけばよいのかとか、難しいですよね。それに大抵はピカピカに磨きをかけているので撮影者が写り込みそうです。そうそう、ロマンスカーのですが、あれだけ近いと撮影者が写り込むはずなのですが、レタッチしたのですか?

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    5. すみません。ロマンスカーのも投稿していないのですが、それはどれを指していますか?
      もしかしてこれも実験投稿のが出てしまっているのかな・・・
      Googleマップへの投稿実験って2011年くらいに何枚か行っただけで全部削除しているのですが

      で、それが見えている前提での回答ですが
      周囲に写りこんでる人の顔はモザイクいれていますが、それ以外の(車両側の)レタッチはしていません。
      写りこみそうな被写体はあとのレタッチを軽減するため自身の写りこみには注意しています。思いっきり鏡とかだと最初からレタッチ処理意識するので逃げは考えませんが・・・

      削除
    6. え~、これもですかぁ~?あっ、でも削除のレプリカに失敗しているらしい事は確認できました。Googleマップで箱根湯本駅を表示させ、ペグマンをクリックして青丸を表示させると、駅舎の南側に2つ表示されるのですが、その2つ共クリックしても画像が表示できません。1つは箱根湯本駅、もう一つはVSEコンパートメント・箱根湯本駅です。で箱根湯本駅の方の青丸上でカーソルを少し動かすとVSEの車両を撮影したtontonさん画像であることが分かります。

      箱根湯本駅
      https://goo.gl/maps/4CQBBXByt392

      車両側はレタッチ無しでしたか。何か魔法が有るのかと思ったのですが、ちょっと残念。

      削除がうまく反映しない不具合は経験したことが有るので、それかもしれませんね。

      もしかして「なるさわ富士山博物館」とか「駅の道なるさわ」もそうですか?

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    7. VSEコンパートメントも表示されていますね。
      まぁ、どうしても消したいというわけではないのでどうでもいいのですが・・・・
      道の駅なるさわは懐かしいです。
      500万画素のコンデジで3面撮りしたものですけれど、これは削除し忘れているだけかもしれません。

      削除