天ぷらだと葉1枚単位で揚げるので、まぁ4、5枚もあればおかずにはじゅーぶん。
つまり採取量が少なくてもオッケーだからw
それに対して、炒めとか茹でとか…
これは量がたくさん必要になってしまう欠点があります。
ちなみに、天ぷらだと苦味がほとんど飛んでしまうのですけれど、たんぽぽ葉は苦味を味わう食材だからできれば炒め物にしたりお浸し作った方が本来の味を楽しめます。
炒め>茹で>>>>天ぷら …みたいな感じかなー
逆に言うと、たんぽぽ葉の苦味を避けたい場合は天ぷらってことになります。
と、前置きはともかくとして
今日は雨降ったりやんだり繰り返していて… でも手許には食材が(たんぽぽが)ない!
このままではお米・塩のみの晩ご飯になってしまう危機です。
あ、それならおにぎりでもいいのかーとは少し思ったけど^^
まぁ、採取地まで8kmくらいですからスーパーに行くより近いのです。
自然の八百屋さんに向かった方がいいのです。何よりタダで食材手に入るし。
で〜 タイミング見計らっていつも通り自転車走らして行ってきました!
どちらもけっこう大きな株です。40センチくらいかな・・・
で、たんぽぽと言えば普通は櫛葉なので下の写真の方なのですが、上の写真のように櫛度が低い葉の場合もあります。
小さい株だとそれが普通なのですが、この写真みたいに大きな株で櫛度が低いのって、、この形で終了。
この先、櫛状になっていくということはないです。
この写真のより櫛度が低いのも自然界にはたくさんあるんですけれど、慣れていないとたんぽぽだと気づかない可能性は高いです。
つまり興味もっていざ採取しに行っても…現地で戸惑うというか判別難しいと感じるかもしれないです。
類似植物としてブタナとかノゲシとかアザミとか一部の特徴が似た植物も近くにはえてますしね。
これらは何れも食用ですし中には野草レタス?って味のものもあるのであまり神経質になることはないですが、味見した時に強いエグ味や痺れ感があったら(たいていは灰汁ですが)毒草を採ってる可能性もあるので最初のうちはしっかりタンポポのカタチをしているものを採取した方が良いです。
私は〜 視力ほとんどないので採取にあたってはその都度目視確認しているわけでなく
触った感じの湿り気・くっつき具合みたいな・・・
触った時の感触のみでたんぽぽかどうかを判断して採取しています^^
たくさん採ってるとラテックスの影響で手にベタベタ感が出てきますが、それが間違いなくたんぽぽを採取している証拠にもなりますね。
帰宅してさっそく 晩ご飯の準備です。(帰宅が午後6時近くになってたので)
ともかく洗うよーー
流し台に広げたらものすごい量なのでした。。。。
これ、、葉が大きいので写真だとボリューム感が伝わらないですが。
小分けにして洗い始めます。
ちなみに、たんぽぽって虫食いはまずありません。
虫がついてることも…まぁ、ないですね。
ですから洗うと言っても葉についてた埃とか採取時についた泥とかを洗い流す感じでオッケー
あ、採取の注意ですが、1枚ずつ葉摘みが良いです。
以前は根も採取していたのでキホン株ごと引き抜いてきてたのですが、、洗うときものすごく大変でした。
でも、1枚ずつの葉摘みだとともかく洗浄がすごく簡単に終わります^^
洗い終わったらとりあえず水切り〜
このあと何をするのかと言うと、、カットです。
天ぷらの場合はカットしなくていいけれど
炒め物・茹でものの場合はカットした方が良いです。
尚、好みによるのですが天ぷら使用以外だったら茎部分を削除してしまった方が良いかもしれません。。
私は全部使いますが、食感的に茎が気になる方は多いかも。
で、茹でます!
茹でる時の注意ですが、塩たっぷりいれること。
や、そんなに盛大にいれる必要はないのですが・・・・
ナトリウムイオンの利用は青モノ茹でのキホンですからここは必ず〜^^
で、沸騰直前に火を止め… ザルにあけ水で急激に冷やす感じが良いです。
そのあと、水気を軽くしぼってボウルに〜
あ、マヨ和えつくてるんです。
ほんの少量のみりん・醤油・だし汁を加えて混ぜたあと少し時間おいてマヨいれて和えます。
※同時に混ぜちゃだめです。
※だし汁用意できなければ少量のだしの素でもオッケー
※本当はここで少量のごま油・ごまを混ぜると更に美味しいのですが、切らしてた(ノ゚ο゚)ノ
マヨネーズの量はお好みで加減してくださいね。(私は風味付け程度なので少なめです)
お皿に盛ってたんぽぽマヨ和え出来上がり〜
たんぽぽ葉って日本では馴染みがないのでネタ扱いとして見られてしまう傾向あるのですが、外国ではサラダにしたりわりと普通に使われてる野菜なんですよね。しかも少し高級食材だったりします。
タンポポは大雑把に在来種・外来種に分けられますが… 1年通して採れるもの・繁殖力(多さ)もろもろ要素考えて普通見かけるのは外来種のセイヨウタンポポになると思います。
つまり海外で食されている種類と同じか近いものです。
花を見れば在来種かどうかを特定することは可能ですが食用ならば在来種にこだわる必要はありません。
どのみち今は交雑も激しく在来種と外来種の両方の特徴を持った不思議な個体とか… 元々日本にある20種の範囲から外れるものがたくさんあるような気がします。
で、、たんぽぽ葉は苦味があるんですけれど
この苦味がかなり病みつきになります。 むちゃくちゃ美味しい〜
たんぽぽ葉の苦味を確かめてみたい方は軽く塩ふりかけて炒めるといいです。
炒めた時の出汁をちょっと味わってみてください。これがたんぽぽ葉の苦味ジュースだから^^
(炒めの場合も葉本体はあくまで食感を味わうもので個人的には汁の旨みの方がメインに感じます。)
話戻して、、この苦味を引き立てるために少量のみりん加えてるのですが、入れすぎるとアルコールを感じてしまうのでほんとに数滴〜少量でおっけーです。
ごま油とごまは風味を与えるのと口当たりをちょっとまろやかな感じにしてくれるので、たんぽぽの苦味に慣れてないうちはちゃんと入れた方がいいかもしれません。いれ過ぎたらダメだけど。
今日の食費は〜 あ、何も買ってないからほぼ1食分のお米代だけですね ヽ( ´ー`)ノ
※追記
この記事を紹介したところお腹こわさないかご心配のメッセをいただいたのですが、それについて少し書いておきます。
もし自然界採取モノに慣れていないのなら最初は少量ずつ試すのをおすすめします。
自然界採取モノと人が栽培してる野菜類はかなり違いがあるのを実感しているのですが、自然界のはかなり強いです。味がとんがってる・クセが強い・薬草そのまんま…みたいな。
アクが多いかどうかはその植物次第なので、それについては栽培もの・自然ものの差異はないと思います。
同じような意味で、普段から添加物での味付けに慣れさせられてる身体には、自然界モノは直球すぎてかなり辛いと感じるかもしれません。
これには色んな意味がありますが、いきなり強い食べ物を口にすることになるので身体がびっくりしちゃうみたいな面と…
多分こちらの方が重要ですけれど、添加物慣れしていると味付けの加減が無茶苦茶になってしまっていると思うので、自然食材に対しての目安がおそらくわからないと思います。
添加物とは真逆に強い野草の味をマスクしようとむやみに調味料増やしてしまうのは身体に良くないですから。
まぁともかく家庭菜園でぶっきらぼうに育った野菜に近いですが、それを更に野生寄りにした感じ。
私は自然界採取モノの味に慣れてしまっていますが、自然界モノはすごく青臭いと感じる場合もあるのかな…
と、いうか食材の本来の味そのままですから自然界採取モノの味を知ることは味覚範囲を広げる上でけっこう大切だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿