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2016年5月6日金曜日

菜花・アブラナの話題

これを書いてるのは5月ですから採取対象としての菜花はもうなくなっています。
今は種つけて花がちょっとだけ残っている菜の花ですね。
菜花でもこれがカラシナだったら種を採取してマスタードの粒々に利用しますけれど、かなりの量が必要になるので、よく行く採取地に多いセイヨウアブラナの菜種採取は今のところ見送ってます。
昨年、部屋で同居状態になっていたクマネズミに菜種とってきて与えてみたところ食べはするけれどすごく好きという状態ではなかったのですが、そのうちうまい料理法考えてもいいなとは思っています^^

ところで何故採取シーズンの終わったこの時期に菜花のこと書いてるのかと言うと、アブラナ関係の採取が落ち着いたところでまとめておこうと思ったから・・・

食用として見たときのアブラナの採取は11月頃から始めていますが、その時期のアブラナはこんな感じ。
環境によってはもっと地表面でロゼットになってることもありますが、春の菜の花とは全く違う植物に見えます。
この時期の採取は根と葉です。
この時期、根は肥大化していて人参程度の大きさにはなっていて、稀に大根に近いサイズのも見つけますけれどその逆に肥大化が進んでいないのも・・・
もちろん環境の影響も受けていそうですが、2年越しでエリアを意識しながら採取していて思ったのがどうも二年生植物なのが理由として大きそうです。つまり1年モノより2年モノの方が大きくなっているという単純な理由。

ただ、春になると養分が上にあがって根の方は痩せて腐ってるっぽいので、、そのまま肥大を続けているというわけでもなさそう。

さて、根の調理ですけれど…
適度な大きさにカットしてから衣つけて高温で揚げるとフライドポテトっぽい何かになります。
茎とともに浅漬も試しましたが普通に食べられる味です。
但し、自然採取モノを加熱の入らない浅漬にするわけですから浅漬の素とかではなくって普通に塩を使うべきだと思います。もちろん塩で完全に解決するわけではないけれどせめてその程度は…的に。
 そのへん考えるとやっぱり加熱する揚げとか炒め用途かなと思います。

この季節のアブラナの葉はとても大きいので一度採取に行くだけで数日分の食材が確保できるんですけれど、葉は塩コショウで炒めたり焼き飯の具にしたりできます。
投入する量にもよるでしょうけれど、ちょっと変わった味の焼き飯になります^^
苦いとかではなくって、どちらかと言うと甘みがあるんですけれど独特の風味を持っています。

あと… あたりまえですが、採取地では一箇所で重点的に根を掘ってるとそのエリアの菜花を絶やしてしまうことになるので根の採取は距離をおいて行うのがいいです。

書き忘れましたけれど、揚げる場合は天ぷら粉にくぐらせる前に必ず打ち粉(片栗粉)してください。

根と葉の採取は2月いっぱい(がんばって3月あたま)くらいまでですけれど、その頃になると花を咲かせるために背ものびて全体の姿が変わってきていますから菜花・蕾採取に切り替えることになります。
どのみち、食材としてメインなのは(誰が食べても美味しいと感じるのは)ここからのアブラナですから未練はありませんw
食材としての菜花と言えば、花が咲く直前の蕾と新芽部分ですけれど、、多少花咲いちゃってても蕾付いていればいいかなって思っています。
採取する時は少し下の太茎のあたりからです。
この太い茎も美味しいから。

尚、このシーズンになると採取する方が多いので太茎〜その上の蕾・花の部分までが既に取られたあと…という株をよく見かけるようになります。
でも、太茎にこだわらなければ横にのびてる枝の方にもちゃんと蕾はできてるのでそれでも良いです。
ここで採取のキホンなのですが、枝の方でもいいなら…と1つの株の蕾・花を全採りしないようにしてください。
そして一箇所で量をとるのではなくって採取エリアを渡り歩いて採取です^^

ところで、料理ですけれど… これは定番のお浸しですね。
つくるのも簡単ですし一番オススメ。

尚、菜花料理全般に言えることですが
菜花は加熱の過程でこんぶダシっぽい味を出してくれるので、味付けそのものはできるだけシンプルなのがいいと思います。

個人的にはお浸し・佃煮が好きですけれど、佃煮はそこそこ量を使わないといけないちょっと贅沢な調理法かもしれません。
採取に行くと軽く1kg以上は採れてしまうので、お店で1パック300〜500円で買ってくる菜花ではなかなかできないことですね。

以下、今年撮った菜花のPhotoSphere  そして菜畑と言えばCLANNAD… (GarageBand使用)

尚、採取地は”なのはな体操”がある千葉県です。
私自身は川を挟んで下流域では三郷・流山から上流の利根川分岐点まで自転車で走って確認しているんですけれど採取対象になるガッチリしたアブラナは何故か千葉県側に多いです。

また、採取の際はカラシナやワサビナも一緒にとっていますけれど、これも菜としては間違いがないのでそこは気にしていません。
ワサビナに至っては葉のカタチが明らかに異なっていますし名前の通りの味傾向ですが、気になる方はわけて料理に使うのがいいのかもしれません。

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