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2015年3月16日月曜日

逆向きの交通インフラ

昨晩のSecond Life内デジアカMac部の部活で少し出ていた話題。
この部活は雑談として毎回色んな話題が出てきます。

うん、メディアでは北陸新幹線開通の話題多いですよね。
金沢・富山と東京のアクセスが便利になるわけですから人の交流も経済効果も云々・・・
金沢は以前(同人活動で)よく行っていたんですけれど、確かに移動は大変でした。



えっと、97年手前の頃の話なので越後湯沢乗り換えコースではなくって、長岡だったか忘れましたがそこまでのぼっていって日本海側を金沢まで在来線で行く方法です。
これ、ものすごい時間かかってた記憶あるんです。移動に半日費やすから^^;
だから今回の北陸新幹線の開通はきっと多くの方の便利に繋がると思うし必要なインフラ整備だったと私も思います。

でも一方で、既存在来線は分断・三セク化されましたから、これまた多くの方にとってより不便に向かうのも事実なんですよね。
三セクまたぐと運賃更にあがりますし本数も少なくとっても不便。
そうなると身一つで働ける方は便利な土地へ移ってしまうでしょうから過疎化がすすみます。

新幹線って便利だけれど、並行在来線と両方を維持するのは困難ですから結果的には日本列島の鉄道網を分断促進もさせてしまう。うまくいきませんね。
おそらく、新幹線網が中途半端な状態だからなのかも。
ほんとは日本全国に新幹線張り巡らせて、その上で各新幹線停車駅を小さいハブにして、そこからほんの少し在来線の線路があれば全土カバーできるのでしょうけれど、そんなの机上の空論。

1路線開通させるだけでもプロジェクトにものすごいお金かかるわけですし、運用するJRはせっかくの新幹線に注力したいから在来線カットって流れ・・・
うまくないですねー
むしろそこまでお金かけるんだったら新幹線廃止してしまった方が良いのかも。

相当な遠距離は飛行機の方がいいわけですし、在来線でも160km/hは出せるので既存路線でそれに近い速度平気なように軌道整備にまわしたほうが皆が幸せでいれたのかもしれない。。。

これ・・・「新幹線」というブランドに振り回されてるだけなんだと思うんです。
ごく普通の一般の人達に対して新幹線ブランドを持ち出してそれっぽい話をしてしまう政治家・・・
都市部から自身の本拠地までの時短効果のみをイメージしてその部分だけ抜き出して訴えてるから特定の人には美味しい話にしか聞こえませんが、コース途中の土地事情・その後起こる問題等は一切無視してますね。

真面目に考えれば160km/h在来線用に軌道・整備した方がコスト削減になるし大勢が求める(イメージする)程度の速達性基準は多分新幹線と比べて大きな違いはないと思います。


個人的には中途半端に新幹線つくるより160km/h対応在来線整備の方が嬉しいです。
新幹線は東海道山陽だけで良かったんじゃないのかな・・

と、ういうわけで新幹線の便利は認めつつも、片手落ちのこの状況を招く整備新幹線にはちょっと思うところがあります。
便利に感じるのは、たまたま偶然近くに新幹線の駅が! そしてよく訪ねる土地も新幹線の降車駅でラッキー…状態の一部の方でしょうから。
※私自身はそれに入りますが。



冒頭に金沢までものすごい時間がかかっていた…と書いていますけれど、時間がかかっているだけで移動自体に不安要素はありませんでした。 だって日本海側をしっかりカバーする特急が何本も走っていましたし。
今は選択肢自体が・・・・

北陸新幹線の開業で以前(越後湯沢経由)より80分早く到達できるそうですが、たった80分のトレードオフとして多くを不便な土地にするって最良の選択だったのかちょっと疑問。

将来、このことが意外と大きな問題になるような気がします。
まずは人口分布に大きなギャップが出てくるんでしょうね。それを目指してるのかな・・・

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