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2016年12月27日火曜日

橋梁架け替えの痕跡

過去に360度写真撮った場所でとっても気になっている橋梁があるんです。
今見れる風景は架け替え後のものですけれど下流側に数m移設していて・・・
でもどんな理由があって数mの移設だったのかそこがしりたいw

場所は東武野田線江戸川橋梁…Googleマップではここです。
国土地理院の古い航空写真を見てみると昭和22年(架け替え前)のはこんな感じですが


昭和36年(架け替え5、6年後)のを見てみるとこんな感じで、直線コースだったところをあえて下流側に向かうように川の両サイドの線路が曲がっているんです。
素人考えでなんとなく考えられるのは、昔は今みたいな技術というか効率的な工法がなかったために架け替えとなるとかなり長い期間列車の運行を取りやめる必要があったから・・・ だとは思うんですけれど、当時の工事は本当に”移設”で上の部分は再利用してるっぽいです。
それでも下の橋脚の部分は前もって作っておけるのでやっぱり少しでも工期短縮を求めた結果だったのかな。。
 そう考えると今の終電後から始発までの短時間で変えてしまう(運行に影響与えない)鉄道工事ってすごいですよね。

尚、昭和36年の写真を拡大して見ると、使われなくなった橋脚が中洲と陸側に1つずつ残っていますが、この橋脚跡は今も現存しています。

中洲のは今こんな感じ。 
もうひとつ陸側のもちゃんと残ってはいますけれど、何ヶ月か前に見た時は周囲に土がかぶってきててなんか高台っぽくなっています。増水の度に水没するからかもしれません。

特に歴史的価値も持たないまま60年くらい放置されただけでしょうから、いつまで残るのか気になるところですが、ここの鉄道って単線なんですよね。
そのうち複線化とかになったら橋脚も抜本的に作りかえられると思うので、そのときに消滅するのかも。

尚、この鉄道は2017年3月に定期の特急が走るんだそうです。
この江戸川橋梁って鉄道写真スポットらしくて三脚たてて待ち構えてる方を何度か見かけています。
新しい電車が渡るシーンとかもそのうちネットでたくさん見かけるようになるのかもしれません。

鉄橋から3km弱離れたとこ・・・ 部分的に複線になっているそうですがここは単線でした。

全然関係ないけれど、この路線沿いでの360度写真けっこうたくさん撮ってる気がします。
特に千葉県側は最近も撮りに行っていました。廃校になってもう跡形ものこってないけど母校があった街へとかやっぱりわかってる土地だと動きやすいんですよね。
 …って、買い物自転車で幸手の方から走っていくわけですからどこも近くはないですが^^

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