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2016年6月8日水曜日

三脚から上

360度写真を撮影する時の三脚(…から上)の話題です。
360度写真はFisheyeレンズを使う簡易版でも水平方向360度を何分割かに分けて素材撮りを行いますけれど、普通の写真撮影と同じように水平出しをどう処理するかの問題があります。
三脚の脚伸縮のみでざっくり合わせても(多少水平出ていなくても)ソフト側で補正できますが、撮影時に、できる範囲完璧にしておけば後で楽ができるというか作業時間が短くなりますしソフトで追い込めない失敗も防げるので本来ならばレベリングユニットを使うのが正しいです^^



…が、そう言いつつ私自身はレベリングユニットは省いていたんです。
手荷物の軽量化のために。
特にここ数年は買い物自転車で走っていける範囲を重点的に撮っていますけれど、荷物の重量は数百グラムでも軽い方がいいですから必要なパーツを抜いてでもそれが正義みたいな。

ただ、最近特にそうですけれど地面が舗装されてない場所に行く機会も増えてて地面が草だったり凹凸も傾斜面も…と、足場事情が変わってきてるんです。

と、いうことで07年から外していたレベリングユニットを先日戻してみました。
三脚のすぐ上に乗せてる丸いがそうなのですけれどManfrotto 438と言います。
とりあえずこれで水平出しについては解決しましたけれど・・・・
仰俯角多面撮り用パノラマヘッド(超重量物)を支えるために買ったものなので異様に頑丈ですが、そのためにやっぱり重たい^^;

なにより重心バランスが変わったことで、プラスされた数百グラム以上に重たく感じます。
三脚はGITZO GT2540という10万円くらいの一般的なカーボン三脚ですけれど、3/8ネジもさることながら緩み防止の数本の補助ネジはドライバーで廻して固定するので、ちょうどこの写真の上にあるクイックシューの部分まで三脚と一体化させてしまっています。
結果的にケースに入れて75Cmの長さのものを肩にかけて買い物自転車で何十kmも走っていくのでバランスが少し変わっただけでも重たく感じてしまいますし、これはちょっと車道は走れないかなってこの前感じました。

それがあったので今日実験的に別のセットを組んで撮影に行ってみました。

 三脚はSLIK CARBON SPRINT 614PROというものでコンデジ用に買ってたものなので普通の雲台付きです。(耐荷重は確か2kgくらいだからデジイチも一応大丈夫)
この雲台なら水平だしも一応できますし三脚はカーボンなので細くても剛性はあります。
このセットだとたたんだ状態で50Cmくらいかな。。
この丈なら自転車のカゴに乗せられますし運転の楽さ加減で言うともう全然違います^^

けれど、トレードオフはやっぱりあります。
ローテートユニットというパーツも軽量バージョンのNOVOFLEX PANORAMAというのにしてあるのですが、いつも使っているManfrotto 300Nのように撮影分割数を設定できる構造になっていないので、目盛り見ながらまわします。… なので即撮りできない^^;

本当は4分割程度ならば目分量回転のざっくりした回し方でもスティッチは問題ないですが、目盛り付いているとついそっちを見てしまいますw
特に今日は、、厚い雲が早く動いていて太陽が出たり隠れたりで次の角度は◯度・・・って合わせてるうちに明るさが激変わってしまってて、、、やっぱり分割数設定のできる方が便利だなって実感しました。

 さすがに、こっちの三脚に(一般の雲台に)300Nのようなガッチリした重量級パーツを乗せることは安定性上できませんし、割りきらないといけないのですが。。

今のところ、当面どちらをメインにするかは決めていません。
今日撮影にいったところは距離的には先日行ってた利根運河水辺公園よりは近いんですけれど、 コース上に車と並走する一般道もあり、未舗装の砂利道もありで軽いセットで正解でしたが
足元が除草後の枯れ草層でしたので三脚に重量がない分、安定が良くなかったです。


きっと道具には完成形というものはないんでしょうね。

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