ブルートレインの廃止

ブルートレインと言う言葉の意味のままだと、既にその数は3列車だけですけれど、
夜行列車でベッドがあって寝ながら移動できるという意味のもの全部含めてなら今現在はサンライズ瀬戸・出雲、トワイライトエクスプレス、北斗星、カシオペア、あけぼの・・・・



もちろん過去にはもっともっとたくさんあって、子供時代から数えていったいいくつくらい乗ったんだか自分でも把握はできていません。
家族旅行でけっこう利用していた記憶ありますしね。
客車で機関車が引いてて汽笛のピー…が聞こえて　ガッシャンってきます。
今はガッシャンみたいな感じではなくって、静音性も優れててとても静か、

いつの頃からか、自分でも意識的に夜行利用するようになっていて仕事出張でも新幹線や飛行機ではなく時間を調整して（また差額分も自腹で払って）夜行を使うようにしていました。
だって朝に到着するのは楽ですし（逆に言うと朝はやく家に出て新幹線や飛行機使うのはとっても面倒）
それを繰り返しているうちに乗り鉄になったわけですけれど・・・・

ここから意識の違いが出てきます。

夜行って時間がかかります。そして高いです。
例えば上野〜札幌を北斗星の一番安い開放B寝台を使うと27170円、1人個室ロイヤルで38050円
乗車時間…16時間以上と時間かかるのに飛行機利用より高いんです。

普通は交通機関の利用はあくまで移動手段だから、目的地に速達で安い方が好まれるのはあたりまえ。
でも夜行は時間がかかってお金もかかるわけで真逆です。

つまり、夜行は目的地は実はどうでもよくって、、移動そのものの時間を愉しむのが目的。
一番わかりやすいのは豪華客船を使った旅かなぁ・・・
目的地云々より以前に船内で過ごす時間に高いお金払いますよね。
だから夜行も高い個室から売れていきますｗ

最近出たJR九州の「ななつぼし」もそうですね。
九州内から出ないのに最長で3泊4日も…　そして15〜95万円も払うわけですし。

思うことつらつら書いててまとまってませんけれど、私は飛行機が嫌いです。新幹線も嫌いです。
夜行バスも嫌いなので、ブルトレ廃止されると…　あとは昼行の列車乗り継ぎしか手段がなくなってしまう。。

今回北斗星とかカシオペアまで廃止に踏み切るそうで個人的にはこれが痛いです。
東北新幹線の函館延伸が理由なんだそうですけれど札幌がだいぶ遠のく気がします。
また、移動手段でしかないのなら乗り継ぎ必要な新幹線ではなく皆飛行機を使ってショートカットでしょうし、ここは勝てないんじゃないのかなぁ

上の写真クリックでサンライズの車内VRが開きます。

QuickTimeが正常にインストールされていれば見れますけれど、もしQTが正常でも画像が出るだけの場合は再読込みして下さい。

撮影時に録音もしてて…音像設定もしてあるので見る方向によって音のステレオ感が出ます。

下のはflashで作ってあります。

このサンライズ○○は廃止の対象は免れたそうですけれど、この調子でいくと夜行全廃とか近いのかもしれないですね。

長い時間…車内で何をして過ごすかは人それぞれですね。
一応サロンとかロビーとかあるのでグループ旅行だったら当然おしゃべりでしょうし、カップルで個室とってたらずっと部屋にこもってるかもしれないですし・・・・
個人的には１人気まぐれに旅行が好き。

ま、たいていは個室から出ませんｗ
で、普段通りネットやSecondLifeやります。

何年か前、移動中にインしてつくりもの作業していたらデジアカ校長のIn Yan先生からIMとかありましたヽ( ´ー`)ノ
と、いう具合に別に夜行に乗ってても家にいてもやってることは同じなんですけれど、ここではその「時間」と「空間」が価値を持っていてとても重要なんです。それに対価を払うので。

で、終着駅に着いたら何をするのかと言うと
実は帰りの夜行のことをその時点から気にしています。
つまりその土地には特別に何かを求めているわけではなくって、帰りの夜行まで暇つぶしをどうしようか・・・ってことになります。

もしそんなことを新幹線でやったら、思いっきり時間とお金の無駄ですよね。
あれはあくまで移動手段の乗り物ですから着いた土地に何か目的がなければいけません。

このあたりの意識を明確に切り分けないと、夜行に価値を見つけることはできません。
ちょっと酷な言いかたですが夜行を愉しめない100％速達を求める時間に余裕のない人生は、他人の手のひらの上で躍らされてるだけです。