久々ですがこちらにも足跡残しておかないと!
Bloggerのもう一つの方(メタバース内での部活用テキスト)も肝心の部活がただの雑談の時間になってしまったため更新が停止してますからね〜
部活の方はPC不調でログインできなかった半年の間に「雑談の時間」に変更されてしまったんですw まー部員さんの総意でそうなったのでしょうからそれはいのですが・・・
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1 先ず軽く感触を確かめてみた
さて、最近の話題です。 SF小説の設定を作る際の科学的な情報確認のため普段からGeminiを活用していますが2025-8月末から正式に画像が扱えるようになりました。
正確にはGemini 2.5Fash Imageの入り口に普段のGeminiのUIを使っているだけなのでGoogle AIスタジオ経由でも良いのですが、ともかくこれが便利なのでハマっています。
画像作りは今までAdobeのファイアフライで行ってましたけど(AI側の認識力・柔軟性の問題なのか)思った通りの絵がなかなか出せません。
それから比べたらNano-Bananaはかなり扱いやすいです。
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先ず試しに最初に作ったのがこれ。
指示>「首から(紐通した)ニンジンをぶらさげてる日本人女子生徒のアニメ絵」 |
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これくらいなら今までもできてましたけど、Nano-Bananaって指示への理解力が高いので何度もプロンプトを書き直す必要ないのが気に入っています。
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この絵… 不思議に感じるかもしれませんが、登下校以外でも外出時は(必須とまでは言われてなかったけど)制服着用が推奨されていました。そして首からにんじんをぶら下げていることが多かったんです。
これは「おやつ」なのですが、個人で勝手にやってたわけでなくて多分そういう教育を行っている地域だったんだと思う。 男子も女子も関係なく制服姿で首からニンジンぶら下げてる子はまわりに普通によく見かけていましたしね。 ニンジン好きだったので特に違和感なく受け入れてた記憶あります。 |
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次に、、元画像に少し修正加えてから隣にもうひとり加えました。
指示>「画像の一貫性を維持したまま紺色の制服を薄い青で夏服に,髪はロング,背景を山道に変更,更に隣に学校の友達の女子生徒を1人追加。そして会話しているようにして下さい。追加する女子生徒も首からニンジンをぶら下げてます。」 |
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実際、周囲は山でしたしね(学校のそばは海だったけど)山道はこの絵よりもっと狭かったし暗かったのですが近所だったので1人で歩くこともわりと多かった。
・・・と、いう具合に”画像も映像記録もない古い記憶”の1シーンをビジュアル化するためにNano-Banana活用したというだけの話です。
アニメ・イラスト系でなく写真でも作れますが、ひとまずこれで満足。
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2 シミュレーションに使えそう
Nano-Bananaはまだおぼえていってる途中なのですが、今わかってる使い方で個人的に一番活用できると感じたのがコスプレ衣装のシミュレーションです。
もう300着くらい衣装作りしてきましたけど、自分用に作ってたのはその1/10くらい。
だいたいは依頼受けて作るパターンです。
もちろん事前にサイズ測って型紙起こしますし合わせも当人でやれば済みますが、”なんとなく作りたくなって”作業始めることもあります。つまり誰に着せるとか考えていないケースです。
S, M, Lサイズとかはざっくり決めるけどそれ以上はナシ。あくまで作るのが目的だから・・・
まぁ、コスプレってキャラクターのおおよその年齢・体型・髪型などがセットですからNano-Bananaで最初にそういう設定の人物を作って・・・ それから衣装の写真をアップして着せて確認です。
シミュレーションの結果、修正した方が良い点も見つけやすそうですしある程度の部分が画面内で行えるのでその意味でもAI活用は有用です。
着せた上でプロンプトによって追加修正できる…とこまでは確認済み。これは本当に使い勝手が良いです。
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3 やってみた
最初にベースの画像として・・・・
指示>
「17歳日本人女性・髪型はロング、学校の制服、正面、背景は田んぼのあぜ道、全身ポートレート」
…これで生成しました。(田んぼにしたのは単に草色の背景が欲しかっただけです)
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次にコスプレ衣装をNano-Bananaにアップすると同時に
指示>
「画像の一貫性を維持したままアップした上下衣装と置き換えて下さい」 |
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これ別に3次元的にモデリングされ作られてるわけではないけど、ここから任意のポーズを付けさせることもできます。
今はあくまでシミュレーションなので横向き・後ろ向きを描かせます。
不足があればプロンプトで修正とか画像アップして任意の場所に追加指示すればOK
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Nano-Bananaとは関係ない話ですがターンさせる程度だったら正面の絵があれば大丈夫
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4 気付いた点
※無料アカだと1日100回の制限があるようです。
さて、使ってて気付きましたけどNano-Bananaも色々クセがあるみたいです。
1)まず重要なのは魔法の合言葉的なおまじない「画像の一貫性を維持しつつ」です。
この画像に対して◯◯したい…という場合に入れておくと現状維持のまま次の指示に引き継げます。
2)次に目的の絵をイメージしながらできるだけ最初のプロンプトに情報を入れておくです。
あとから変更では(例えばモノのサイズなどは)あとからいくら強調指示しても言う事聞いてくれないことが何度もありました。そうなると修復不可能になります。
その場合、壊れていく前の画像をDL&新しいチャット開いて再アップ。仕切り直しすれば大丈夫です。
3)細かいアングル指定はまだできません。正面・真横・後ろ…などは可能ですが斜め前方から見たカメラアングルを指定してもほぼ反応しないか斜めの度合いがほんの僅かだったりします。(アングルについては参考画像を別アップすれば解決)
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5 サンプル -1
コスプレ衣装のシミュレーション…の話は上で終わってますがちょっと遊んでみました。
このポーズに寄せたいという具体的なイメージがある場合・・・
指示>
「画像の背景を消して白一色にして下さい。」
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次に、走らせてみたいと思ったのでネットで拾ってきたこの画像をアップ(シンテリ) |
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指示>
「アップした画像を参考にし、最初の画像のポーズ・アングルを変更して下さい。」
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指示>
「画像の一貫性を維持したまま背景を屋外の緑豊かな公園にして下さい」
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上の例で気付いたと思いますが、ポーズの参考用にアニメ絵を持ってきているのでそれ以降生成した画像がアニメ調に変化しています。
なので実写風のままで進めたい場合はポーズ参考用も実物(に見える)写真を使って下さい。尚、余計な情報を与えないように単一色の背景だとスムーズにいきます。
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5 サンプル -2
次は模型の写真を元にして、どれだけ実写に持っていけるのか実験です。 |
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指示>
「この鉄道車両の画像を元に、リアリな自然風景の中を走る列車の写真を作って下さい」
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模型写真から作ったにしてはリアルだと思ます。 この例では模型を写した側面・正面2枚の写真を情報として与え生成させています。 ※2枚目のは連結器カバーを外した写真を提供して生成を行っていますが、同時に「汚して」を指示に加えてます。
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5 サンプル -3
最後はメタバース(SecondLife)で撮った画像素材を元に作った例です。 |
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指示>
「この画像を元に賑やかな遊園地を描いて下さい。日中でお願いします。」 |
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6 まとめ
Nano-Bananaは意図した静止画の生成が簡単に行えるのでブログ記事などの挿絵(イラスト・写真)作り用に便利だと思いました。…が、「苦労して撮ってきました」的なウソ写真まで作れてしまいますね。
動画の方のディープフェイクは既に問題化してますが、今後は騙し写真なんかもたくさん出回ってきそうです。 また、AI生成のものは無断収集された学習元への依拠性が避けられないため生成された画像のビジネス利用はほぼNGと見て間違いないです。 |
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