DRMはユーザーが安易に曲をコピーできないようにするものです。
ネットで配信・販売されてた音楽はほとんどこのDRMがかけたれていて、例えばコピーが全くダメで移動しかできない・・・というものもあったりします。
(当然オーディオ編集ソフトで加工もできませんw)
SLのアイテム風に言えばC/M/T全てが許可されてないものですね。
Apple(iTunes)のDRMは比較的DRMが緩くて購入したユーザー本人との紐漬けができているのならコピー数に制限はないというものでしたけれど、それでもPC/Mac・iPodやiOSデバイスに限られてて他社の携帯オーディオプレーヤーに持ち込むことはできませんでした。
2009年、Jobsさんが突然DRMフリーを宣言します。
そしてiTunes storeで販売する楽曲でDRMフリーを行いました。
DRMフリーはコピー自由自在・デジタルデータとしてどこへも受け渡し可能を意味するので音楽業界は唖然。当然猛反発。
ユーザーにとってはこの自由自在は嬉しいことです。
自由配布できるから…というのではなく、自分が買ったものは自由(干渉や制限を受けない状態)な状態で手もとに持っておけるから。
ユーザーマインド的に正しいことをただやっただけ… と当時のJobsさんは語っています。
もちろんアーチストへの説得・根回しも行っていて、かなり多くの音楽家はJobsさんの意見に賛成したそうです。
権利でかためてお金を徴収するモデルを信じていた会社はもちろん反対姿勢を変えなかったけど・・・
iTunes Matchの誕生
ともかく、音楽は自由であるべきというスタンスでiTunesライブラリの基礎をかためていって、2011年iTunes matchというモデルを完成させました。
話は戻りますが、2009年以前にiTunes storeで購入してる音楽はDRMのままです。
…が、iTunes matchを導入することでこの契約者に対しては過去購入したDRMな音楽をフリーに変換します。
同時に他所で購入してるDRM音楽もフリーに変換します。
なんとなく違法DLで持ってしまってる曲も高音質・DRMフリー・Appleおすみつきの正規のデータとして置換えてしまいます。
完全自由を提供するモデルと言われるのはそのためです。
レーベル・音楽業界に対しては、Appleからお金を渡しますが、ユーザーがiTunes match導入する時に支払う25ドル(日本の場合は3980円)は自由を得る際、片手落ちにならないようにアーチスト・レーベルへ対価をまわすため、Appleが徴収〜再分配を行うものです。
そのお金で違法DL損失の補填を行えますし、業界にとっては自らどうすることもできなかった部分がこれで安心に変わります。
Appleが保証してくれるのだから・・・
それがiTunes matchが生まれた経緯です。
0 件のコメント:
コメントを投稿